API型情報提供サービス
(システム連携に 適したデータ配信)気象情報や災害情報の配信サービスを行っている事業者様や災害対応を検討されている企業様、自治体様向けにAPIを用いてリアルタイムに情報提供するサービスです。防災科研の研究開発成果を中心に ”分り易い“ ”きめ細かい“ ”自分ゴト“となる情報のご提供を目指しています。
Iーレジリエンスが提供するユニークな情報のご紹介
大雨の稀さ情報 (国立研究開発法人防災科学技術研究所)
大雨の稀さとは、再現期間という表現を使って観測された降水量が平均して何年に一度くらいの確率で起こるかを表すものです。
再現期間が長いということは、その地域にとって滅多にない稀な規模の大雨であることを意味します。この稀さは、過去約 30 年分における解析雨量に基づき推定されます。
通常、インフラの設計には、これまでを大きく上回る稀な大雨は想定されていないケースが多く、その施設の対応能力を超えてしまう可能性があります。今まであまり大雨が降っていない地域は、頻繁に大雨が降るような地域と比較すると、大雨に対する自然・社会環境の脆弱性があると考えられます。
したがって、災害が起こる恐れ(危険度)の度合いは、雨量そのものよりもその地域にとってどれくらい稀な大雨であるかの方がより重要な情報になると考えられます。
日本全国を5km単位で10分毎の更新情報をご提供しており、災害発生の可能性だけでなく、その災害がもたらす被害の甚大さを図る指標として非常に重要な情報となります。


積雪重量 (国立研究開発法人防災科学技術研究所)
雪による被害は雪の深さ(積雪深)を用いて判断することが多いですが、実は建物や屋外設備などの被害については、雪の深さだけでなく、雪の重さが非常に重要となります。また雪の重さはその雪の性質によって同じ体積でも大きく異なります。
この積雪重量は、気象庁の解析積雪深と積雪変質モデルをもとに積雪の密度を求め、それによって1㎡単位での積雪重量を推定します。積雪重量を7段階に分類し、想定される危険性の指標を提示します。
局地的短時間豪雨「ゲリラ豪雨」 予報 (東芝デジタルソリューションズ株式会社)
局地的短時間豪雨とは短時間で局地的に激しく降る雨のことで、突発的に発生するのが特徴であることから予測が非常に難しい気象現象となります。
この情報では雨雲の成長過程を詳細に実測することで約30分先の局地的短時間豪雨を予報します。局地的に降るゲリラ豪雨であることから、情報の解像度は250mメッシュと非常に細かく、倉庫や店舗・道路のアンダーパス等への被害対策に有効にご活用いただくことが可能です。

線状降水帯予報(気象庁)
線状降水帯とは、次々と発生する発達した雨雲が列をなし、組織化した積乱雲群によって数時間にわたってほぼ同じ場所を通過、または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300 km程度、幅20〜50 km程度の強い局地的な降水をともなう雨域を指します。長時間にわたり大雨を降らすことから甚大な被害に結びつきやすく注意が必要です。
防災科研の大雨の稀さ情報とマッシュアップするなど、災害に対する判断情報として有効にご活用いただけます。
対応データ形式
GeoJSON、Geo TIFF、NetCDF、MapBox Vector Tile(pbf)、ESRI ArcGIS ポリゴンレイヤーフューチャー共有など多様なデータ形式に対応しております。
ご要望のデータ形式がございましたら、お気軽にお問合せください。